銀行でお金を借りるということ

お金を借りるということは、その資金が現在手元にない状況にある、または今後利用したい用途が決まっている時点で資金が必要になることが解っている状況にあるということです。特殊なケースとして、金利差を考え、お金を借りてでも投資を推進するような場合、つまりデフレ下で不動産投資を活発にし、インフレ時に売却していくようなケースで想定される行為です。お金を借りるには、私人間の貸し借りもありますが、一番最初に頭に浮かべるのは銀行や信用金庫など普段生活に寄り添っている金融機関です。では金融機関であればどんな場合でもお金を借りることが出来るのでしょうか。お金を借りるということの本質と関連して問題になります。そもそも銀行は無利子で融資する訳ではありません。融資には一定の利子が課されその利子が銀行の利益となります。最近では、年金や、通常利用する水道料金、電気料金などの引き落としなどを条件として提示している場合もあります。

利子は、金利という形で表示されていますが、借入の用途によって様々です。例えば、住宅ローンなどの目的が明確に定まっている借入であれば、金利は低く設定されています。昨今では日本銀行のマイナス金利導入により、一段と低い金利が提示されていたため、住宅購入のチャンスとして多くの借入がありました。それに対して、フリーローンなどは比較にならないほど金利が高く設定されています。これは用途の定まらない融資が用途の定まっている借入に比べて融資にリスクを伴うことに起因します。融資のリスクを銀行が負わないためには、融資できる範囲を個人が返済できる範囲にとどめること、融資を個人が収入から返済できない場合、あてにできる担保があることが必要です。したがって、お金を借りる本人だけではなく、家族や兄弟、親の収入や資産などの調査もしたうえでお金を貸すのかどうか決定します。窓口で最初に担当者と面談することは、お金を借りるきっかけのように捉えられがちですが、既にその時から個人の担保能力を査定されているのです。